HSPとは何か?その特徴③

高い共感能力

HSPの特徴の3つ目は、感情的反応性と高い共感能力(being both Emotionally reactive generally and having high Empathy in particular)です。人に対する感情移入が強く、人の様子を見ていたり、話を聞いているだけで自分のことのように感じ、喜怒哀楽などの感情が前面に出てきます。

対象は直接接している相手にとどまらず、映画やアニメだろうが客観的に見ることが難しくなり、登場人物の感情にシンクロしていきます。それによって涙することも少なくありません。

共感能力が高いとどうなるか

複雑に考えなくとも相手の感情に共感できることから、人の相談などにのると自分のことのように親身になるなど、信頼を得やすい反面、非HSPに自分の気持ちをわかってもらえないという事実を理解することがとても難しく、どうしても人間関係のトラブルの原因にもなりやすい感性です。

自分の感性が当たり前であり、他の人も基本的にはみんなそうであると考えやすい人間という生物において、自分が人に共感できるのに、相手が自分の気持ちに共感できないという事象はHSPにとって混乱を招き、相手に対する失望や自分に対する自信の喪失につながります。残念ながら、HSPと非HSPとのコミュニケーションではそういったことが毎日のように発生するため、HSPにとって大きな悩みになります。

それならば、HSP同士だけでコミュニケーションを取れば良いかというとそういうわけでもなく、HSP同士はお互いの感情に影響を強く受けるため、どちらかの気持ちが沈んでいたり荒れていたりすると、2人でネガティブになっていくこともしばしばあります。HSPからすると、自分の気持ちが沈んでいる時に何も気にせずに明るくいてくれる非HSPの存在が、かえって救いになることもあります。

大切なのはHSPと非HSPどちらと付き合うべきかということではなく、それぞれの違いを深い次元で理解して接することでしょう。

おわりに

エレイン・アーロン博士は脳科学の観点から、HSPの共感能力をミラーニューロンの活発な働きと関連づける実験を行なってきました。その内容に関しては今回は割愛しますが、今後科学的にHSPの説明が進んでくると思われます。

それにより、HSPの生きづらさが少しでも解消するとともに、むしろその感性をそれぞれの幸せに活かしていく時代を早く迎えたいものです。

HSPとは何か?その特徴①

2019年8月2日

HSPとは何か?その特徴②

2019年8月3日

HSPとは何か?その特徴④

2019年8月5日

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ABOUTこの記事をかいた人

IQ155オーバーだが、自信があるのはEQ(心の知能指数)の方で、繊細な感受性の持ち主。 大学時代に週末はあらゆる大学生と人生を語り合うことに費やした結果、人を見下していた尖り切った人生から、人の感情を共感し理解する相談役の人生へとコペルニクス的転回を果たす。 これからの時代は感情の時代になると確信しており、感情のあり方が幸せに直結するとの考えから、複雑な感情の流れを論理的に整理することに挑戦している。 モットーは Make the invisible visible