HSPとは何か?その特徴①

深い処理の意味するもの

HSPの特徴の1つ目に、深い処理(Depth of processing)があげられます。4つ定義されているHSPの特徴は、どれも関連性があり、密に結びついているように見えるのですが、この要素は他と比較してみればわかるように、少し毛色が違います。

エレイン・アーロン博士ご自身の解釈と一致するかはわかりませんが、私自身が多くのHSP接してきた経験を深い処理というカテゴリーに落とし込むとすれば、主に2つの要素として分けられると思います。

完璧主義

1つ目は処理の完成度に対する美意識。とにかく完璧にこなさないと気がすまず、テキトーにやるのが苦手な人がとても多い。例えば仕事であれば、細かいところまで気にするため、周りからはそこまできちんとやらなくてもと思われがちですが、本人からするときっちりやっている自覚はなく、そのギャップに驚くということがよく起こります。

また、物事の理解に関しても、自分が納得できるまで考えなければ前に進めない傾向にあり、「こういう風に決まっている」「今までもそうしてきた」という前提条件に疑問を抱いてしまっていちいち悩んでしまうことがよくあります。

そして厄介なのが、これらの傾向からの帰結として、自分は完璧に物事をこなせていない…という発想になることが多く、自己肯定感が低くなりやすいです。ただし、HSPの自己肯定感の低さに関しては、これだけではなく複数の原因があると考えられますが、ここではその内容はこれ以上は述べません。

哲学的な思索を好む

2つ目は、思考の処理の方向が極めて内面的だということです。HSPは哲学的なことを、幼い頃から考えていることが多く、人生の目的や世界観、死生観など、多くの人が「そんなこと考えても答えなんてないから仕方ない」と思えるようなことに対して強い興味関心があります。結果として、哲学やスピリチュアルな世界に踏み込む人が多いようです。

私が様々な層とのカウンセリングを通して面白いと思ったのは、学歴が高い人は単純に「答えがある問い」に対しての処理能力や興味関心が強いのに対して、HSPは「答えのない問い」に対して強く向かっていくように感じることです。「なぜ?」「何のためにそれをやるの?」こういった意味や目的への問いが頭の中でくるくる回っています。

そしてお気づきかもしれませんが、その結果としてHSPは非常に悩みやすいように見えます。

おわりに

この深い処理という感性とどう付き合っていくかに関しては、また別の機会に述べるとして、今回は理解していただくことを目的として書いてみました。もし上記のような傾向によく当てはまると思われたならば、あなたはHSPなのかもしれません。

HSPとは何か?その特徴②

2019年8月3日

HSPとは何か?その特徴③

2019年8月4日

HSPとは何か?その特徴④

2019年8月5日

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

IQ155オーバーだが、自信があるのはEQ(心の知能指数)の方で、繊細な感受性の持ち主。 大学時代に週末はあらゆる大学生と人生を語り合うことに費やした結果、人を見下していた尖り切った人生から、人の感情を共感し理解する相談役の人生へとコペルニクス的転回を果たす。 これからの時代は感情の時代になると確信しており、感情のあり方が幸せに直結するとの考えから、複雑な感情の流れを論理的に整理することに挑戦している。 モットーは Make the invisible visible