HSPが自己肯定感を考える上で大切なこと②

先日のブログの続きで、今回はHSPが自己肯定感をどう上げるかについて考察します。

HSPが自己肯定感を考える上で大切なこと

2019年8月24日

自己肯定感を上げる2つの方法

まず、自己肯定感を上げるには一般的に2つの方法があると考えています。

1つは、自分の努力で、肩書きや地位、お金や学歴、資格など、何らかのわかりやすい実績を築き上げることです。そうすることで、自分が努力してきたという事実に周りからの評価も加わり、自己肯定感の向上が望めます。

この方法は、非常に具体的でわかりやすい反面、それ相応の努力が求められると同時に、周りとの競争による勝敗で自分を肯定していくという意味合いが強い。勝ち取るとわかりやすく評価され、負けると一気に失うというような刺激の強い方法です。

そしてもう一方は、身近な人との愛情や信頼関係を深く築くことで、尊敬や敬愛などポジティブな感情の中で生きていくことです。そうすると、周りが自分を強く肯定してくれることで、自己肯定感が強くなります。親子や夫婦、恋人や友人など、対象は色々です。

これは最初の方法に比べとても抽象的で、特にそれを強く実感したことがない人にとってはわかりにくい概念です。定量的なものでもないため、簡単にチェックできる指標も存在しません。その反面、最初の方法とは違い、競争的要素がないため、たとえ自分が努力していなくとも、時には自分が罪を犯して逮捕されたとしても消えない可能性があるなど、築いてしまえば安定感があります。

HSPはどちらの方法を選ぶべきか

さて、HSPにとって、どちらの方法がより選択しやすいでしょうか?私は2番目の方法の方がHSPにとっては圧倒的に効果が望めると考えています。

その理由は、2つあります。

1点目は、1番目の方法…つまり努力して実績を積み上げる方法は、HSPの特性上効果が薄いと思えるからです。

HSPの特徴として、自分の内面的な世界を大切にする傾向が強く、外面的に何かの地位やお金を手に入れたとしても、それが自己肯定の要素にとてもなりにくいのです。周りからすると「すごい肩書きをお持ちなんですね!」といった内容が、HSPからすると「もっとすごい人いくらでもいるのに」「うーん、その肩書きで見られたくないなぁ」などと、そこを自分のアイデンティティとして誇るのに違和感がある人が多い。

先日HSPの女の子からこういった質問がありました。「自己肯定感の上げ方で、例えば毎日靴並べをするみたいな簡単なことの継続的努力という方法が紹介されているのですが、私の場合例えこれをやったとして自己肯定感が上がるとは思えません…」というものでした。

それもそのはず、毎日簡単なことを継続して積み重ねることは、自分の努力の実績を自分で誇れるようになるという性質のもの。HSPの彼女には、例えそれを積み重ねたところで自己肯定感には繋がらないというのは違和感のない現象です。そこで、彼女に自己肯定感の築き方に関してこのように説明したところ、非常に納得してもらえました。

2点目は、2番目の方法…信頼や愛情の深い関係を周りと築くことは、HSPの特性上効果が高いと思えるからです。

HSPの特徴として相手の感情に敏感なのは何度も紹介していますが、どちらかというと、相手のイライラや妬みなどのマイナスの感情が伝わってきて振り回されるというケースを紹介してきました。しかし、ここで言いたいのはその逆で、感情に敏感な分、相手の信頼や愛情を感じるほどに関係が深まりやすく喜びも大きいということです。

このメリットを考慮すると、2番目の方法を用いることがより効果的だと言えます。

以上のことをまとめると、HSPが自己肯定感を上げるには、信頼や愛情の関係を周りのと関係に育むことが大切です。

もちろん、今回は結果だけお伝えするに留まったので、じゃあどうやって…という話にはなりますが、それはまた別の機会に触れるとして、結論だけ述べておきます。

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IQ155オーバーだが、自信があるのはEQ(心の知能指数)の方で、繊細な感受性の持ち主。 大学時代に週末はあらゆる大学生と人生を語り合うことに費やした結果、人を見下していた尖り切った人生から、人の感情を共感し理解する相談役の人生へとコペルニクス的転回を果たす。 これからの時代は感情の時代になると確信しており、感情のあり方が幸せに直結するとの考えから、複雑な感情の流れを論理的に整理することに挑戦している。 モットーは Make the invisible visible