CATEGORY 書評

その会話、本当に成り立っていますか?

一方的な会話だったなと思う事がある。 片方がひたすら話し続け、もう片方は自分の言いたいことを言えずに終わった時だ。 こういった状況を回避しようにも、状況を本人たちが客観的に認識するのは意外に難しいものだ。 しかし、それを…

「平等」という言葉が苦手

チョコレート1粒を7等分に分けていた光景をいまだに忘れられない。 数年前にある人の家に行った時のことだ。その家庭では平等が絶対らしく、チョコレート1粒を包丁で7つに切っていた。 未知の文化に遭遇したような気分だった。無理…

愛という譲れないもの

愛とはどうあるべきなのかについて悩んでいた。ずっとモヤモヤしていた。違和感を払拭できずにいた。 きっかけはアメリカの有名な心理学者、アダム・グラントのギブアンドテイク論だ。この理論がはたして美しいのかどうかという部分に、…

育ちが良いと逆に組織に適応できないという現象

組織の中で政治的にうまく立ち回り、上から気に入られるのが圧倒的に上手な人間がいる。 アメリカの社会心理学者エーリッヒ・フロムは、彼らのことを「権威主義的なパーソナリティ」と呼んだ。権威ある者に対する服従と、弱者に対する攻…

日本はなぜ生きづらいのか

他国を訪れると敏感になる文化比較的な視点。 最近仲良くなった友人に、インドが大好きなあまり、インドを訪れるだけではなく、日本でも週の多くの時間をインド人と過ごしている日本人がいる。 彼によると、インドの魅力は、自動販売機…

人間観察マニアが勧める他者理解のための必読書3冊

ストレングスファインダーというツールをご存知だろうか。(1) その名の通り、その人の強みとなる思考や感情の特性を発見する才能診断ツールとも言えるもので、開発したのは調査機関として名高いアメリカのギャラップ社だ。 このツー…

激化する男と女の戦い

20世紀に肥大化した権利意識は、様々な利権と結びつきながら特に欧米社会で拡大を続けている。 人権は非常に大事な概念だということに異論はないが、人間の自己中心な感情は「人権」という言葉を「自分が被害者であり、他人が加害者で…

人を愛せない現代人

エーリッヒ・フロムの「愛」に対する指摘は、今日においてなお一層切れ味を増している。 彼は1956年に発表し、世界中でベストセラーになった『愛するということ』において、たいていの人が愛の問題を、愛する能力としてではなく、愛…

AIが人間を差別する恐ろしい未来

アメリカで人種差別反対の火が燃え続ける今日。当然、人種差別には私も反対だが、将来的にはAIによる人間の差別が行われていくであろうということに、人々の焦点はまだあまり当たっていない。 私は、AI化が進めば進むほど、テクノロ…