CATEGORY 感情分析

複雑な過去と今の私たち

つい先月、世界的な経済誌であるForbesが「あなたのビジネスと人生を変える4冊」に「嫌われる勇気」を選んだ。(1)(2) 少なくとも多くの人がタイトルだけは知っているであろうこの本は、アドラー心理学の骨子を対話形式でわ…

私たちは本当は何を思っているのか

東京オリンピックは歴史的な大混乱の中で幕を閉じた。開催をめぐってここまで混乱したのは、東西冷戦中という政治的な理由でアメリカや西ドイツ、日本などの西側陣営の国が参加をボイコットした1980年のモスクワオリンピックや、逆に…

吹き荒れるキャンセル・カルチャー

アメリカでキャンセル・カルチャーが止まらない。 キャンセル・カルチャーとは、有名人の言動が多くの反発を呼び、不買運動や仕事の起用の取り消しの声が爆発的に広まった結果、その人がキャンセル(抹消)されてしまうムーブメントを言…

心が壊れていく現代人

約500年前から描かれてきたユートピア文学では様々な理想郷が描かれてきたが、今日の科学技術からなる利便性という意味での豊かさは、過去に描かれた理想が霞むほどに洗練されている。 週末に行くレストランの予約から、新しいパソコ…

現代における神話のゆくえ

『サピエンス全史』において著者のユヴァル・ノア・ハラリが述べた、人類が他の動物と比べここまで反映したのは、虚構や神話を創作し、それを信じる力があったからだという説は大きな話題を呼んだ。(1) 人類が発展するためには信頼や…

環境にハックされる私たち

「資本主義とは経済システムのことではなく、一つの人間観です。」 この文章は『世界は贈与でできている』という本の中に出てくる一節なのだが、非常に切れ味の鋭い言葉だと感心する。(1) というわけで、この表現を一つの切り口にし…

2020年度のオススメ記事7選

ブログを書き始めて1年半を超えたのですが、あまりにもジャンルもバラバラな上に、内容が極めて抽象的な感情に関する記事が多いので、タイトルだけ見ても何を書いているのか分からないことが残念ながらとても多い。 そこで、文章を書い…

生まれか育ちか

歴史を通して議論され続けてきたテーマに「生まれか育ちか」という二分法がある。 数学のテストの点数から鬱の傾向に至るまで、私たち個人の能力や行動現象、アーティスティックな表現で言えば「運命」が、どれくらい先天的、遺伝的要素…

スマホ使ってていいのか問題

優秀な人材が、その能力を「いかに広告をクリックさせるか」という競争のために捧げるのは果たして健全なのだろうか。 私は筋金入りの広告嫌いで、小学生の頃からテレビを見る時は、番組がCMに入った瞬間に、前もって準備していた本を…