してあげたら忘れて、してもらったら覚えてるだけでなぜか幸せになる

貸し借りという概念は現代社会では当たり前で、ビジネスではそれがないと困るとは思うのですが、プライベートでは貸し借りという概念がなくても困らないのではないかと思って個人的にずっと実験してきました。結果として大きく手応えを感じているのでこの場でシェアしたいと思います。

端的に言うとこういうことです。
・人に貸した(何かしてあげた)場合→潔く忘れる
・人に借りた(何かしてもらった)場合→極力忘れずにいつかそれ以上に返せるように頑張る

経緯について

何故こんなマインドで生きるようになったかの経緯についてお伝えします。昔は人に何かしてあげたら、それを恩としていつか返してもらえるだろうと期待して、それが返ってこないと「あんなに助けたのに」「こちらだって何かしてもらわないと不公平だ」「私の行いはただの犠牲だった」というような被害者マインドになっていました。

しかし、いつからかこの見返りを期待してる自分自身が全く美しくないと痛感し、苦しく思うようになりました。そもそも人に何かしてあげたら忘れる方が人のあり方として美しいのではないだろうか。そう思い、それ以降そうあろうと生きてきたつもりです。

同時に、人に何かしてもらった、受けたものに関してはそれを極力忘れずにいつか恩返しするのが人として美しいだろうと感じたため、そちらに関しても努力してきました。

さて、ここまでの話をまとめると、人に何かしてあげたら忘れて何かしてもらったら覚えていようという話ですので、合理的に考えると、めっちゃ損してる!と考える方が多いのではないでしょうか。それではどうなったのかお伝えします。

結果と分析

結果としては、幸福感が飛躍的に増大しました。正直ここまで良い方向に向かうというのは自分でも驚くほどで、ぜひ多くの人に実感して欲しいと純粋に思っています。なぜそう実感したのかなーと後から論理的に整理すると、次のようなことなのだと思います。

・何かしてあげたことを覚えている場合
相手から何も返ってこない場合にストレスになる上に、相手から返ってきても自分も相手にしてあげたんだから当然となりやすく、感謝の気持ちや素直な喜びが失われやすい。その上、返ってこない場合はその相手に悪いイメージを抱いてしまうことさえあります。面倒なのは、論理的に考えると、自分が損しているのが正しい場合が多いこと。論理的に正しいのであれば、卑屈になってしまうのもある意味仕方ありません。

・何かしてあげたことを忘れている場合
この場合驚きなのが、相手から何か返ってきた時の感動や喜びがとても大きいのです。それもそのはず、自分からすると何もしてあげていないのに、一方的に相手から与えられているように実感するからです。「え?自分何もしてないのにこんなことしてもらっていいの!?」という感覚になります。もちろん何かしてあげたこと忘れているので、相手から何かしてもらうタイミングを予測できるはずもなく、必然的にサプライズのような感覚になります。

さらに、それが普通になってくると、以前に何かしてあげたことを相手が説明しても思い出せなくなってきます。そうなると、何かを受けるたびに余計に感謝の気持ちでいっぱいになります。

恐らく人間の悪い癖として、等価交換やギブアンドテイクの感覚を強く持っている場合、相手に何かを与えられていないことよりも、自分が何もしてもらえないことの方にフォーカスがいきやすく、必然的に被害者のマインドになっていく傾向があるように思います。

ですので、何かしてあげたことを忘れていくというのは、数学的な足し引きでは損していることもあると思うのですが、精神的な幸福感は相当上がります。さらには、「してあげた」という概念がなくなればなくなるほど、こちらのそのマインドを相手も悟り始めるために余計に信頼が上がり、かえって評価されるなど、自分の周りにもプラスの影響が大きくなります。

問題点とまとめ

ただし、1つ問題が立ちはだかります。
誰でもそんなマインドを手に入れることができるのかどうか?です。

これは個人差が大きいと思っています。元々そのマインドに近い感覚を持っているか反対の感覚を持っているかで大きく変わるでしょうし、実践できるかでも 当然変わります。育った環境や年齢などに大きく依存しそうです。

特に自分の損など考えずに普段から募金するような人なら比較的簡単かもしれませんし、公平か不公平かに普段からこだわりがある人ならば中々大変かもしれません。

また、今まで自分がしてもらったこと、受けたことを忘れないように思い出すというのも自分の幸福感が上がりますし、それに対するお返しができた時にその相手の幸福や信頼にもつながるのは言うまでもありません。特に「そんな小さなこと」とか「そんな前のこと」と相手が思うようなことに対するお返しをすると、相手も良い意味でびっくりすることがあります。

繰り返しになりますが、何かしてあげたら忘れて、何かしてもらったことは覚えておく。これが一番幸せだと実感しています。

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ABOUTこの記事をかいた人

IQ155オーバーだが、自信があるのはEQ(心の知能指数)の方で、繊細な感受性の持ち主。 大学時代に週末はあらゆる大学生と人生を語り合うことに費やした結果、人を見下していた尖り切った人生から、人の感情を共感し理解する相談役の人生へとコペルニクス的転回を果たす。 これからの時代は感情の時代になると確信しており、感情のあり方が幸せに直結するとの考えから、複雑な感情の流れを論理的に整理することに挑戦している。 モットーは Make the invisible visible